シリーズ《この人に会いたかった》 全5巻
2009年9月〜2010年5月刊行
定価6,600円(本体6,000円+税)
各巻ともA5判、およそ120頁
価格 各巻本体1200円+税
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シリーズラインナップ
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第1巻 『人生に退屈しない知恵』
ゲスト・森毅(数学者)・鶴見俊輔(哲学者)
2009年9月下旬刊行
老年に達しても残りつづける、出会いを重ねた人びとの面影。膨大な記憶と学識の貯蔵庫を開いて、数知れぬ「肖像(ポルトレ)」を描きつぐ二大名人、森さんと鶴見さん。お二人の談義は、「もう一つの京大百年史」に始まって、人生のゲーム感覚、芸人論などなど、とどまるところを知りません。いわく「年を取るのも芸のうち」。──まえがきは鶴見俊輔。
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第2巻 『「国」って何だろうか?──オバマのアメリカ合衆国、私が生まれた日本』
ゲスト・室謙二(ジャーナリスト)
2009年11月下旬刊行
米国史上初のアフリカ系大統領、オバマの大統領就任で、USAはどんなふうにかわったの!? カウンターカルチャー世代で、米国に移り住み、ついに国籍も「米国人」となった室謙二さん。その混合家族(ステップファミリー)の目から見たUSAとは? 愛国心って!? 先住民や黒人の歴史に映る、その世界とは?──まえがきは海老坂武。
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第3巻 『ピアノは、ここにいらない──祖父と父とぼくの時代』
ゲスト・高橋悠治(ピアニスト)
2010年1月下旬刊行
音楽のジャンル分けなど、われ関せず、豊かで独創的な音楽世界をますます旺盛に生みだしつづける「天才ピアニスト」高橋悠治さんも、実はもう70歳。この機会に、前から気になっていたことを、何でも訊いておこう! 多面的な顔を持つ父、音楽批評家の高橋均氏のこと。朝鮮語で『耶蘇伝』の著書もある、祖父、高橋鷹蔵氏のこと。セツルメント活動などのなかで斃れた伯父、高橋元一郎氏のこと……。まえがきは杉本秀太郎。
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第4巻 『バーリンという名の思想史家がいた──「ひとりの人」を通して「世の中」へ』
ゲスト・那須耕介(法哲学者)
2010年3月下旬刊行
「『難民』がバーリンの著述の隠されたキーワードである」と鶴見俊輔さんは述べる。ラトヴィアのリガで生まれ、ロシア革命のなかをイギリスに逃れて『自由論』の著者となった思想史家アイザイア・バーリン。いま、とても重要そうでありながら、正体もつかみにくいこの人物のおもしろさを、俊英の法哲学者、那須耕介さんが追っていきます。──寄稿・鶴見俊輔「バーリンについての読書会」。
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第5巻 『アイヌ語のむこうに広がる世界』
ゲスト・中川裕(言語学者)
2010年5月下旬刊行
北海道などの先住民アイヌ民族のことば、アイヌ語。それを母語として育った世代の人びとは、いまではほとんど亡くなってしまったけれど、先人たちの知恵を引きついでの研究と、ことばの復興へのうごきは、広がりを増している。ことばって、調べることで何がわかるの? 実はいろんなことがわかるらしいんです。──まえがきは中尾ハジメ。
刊行のごあいさつ
私ども編集グループSUREは、ぜひお会いしたいと思っていた5人のゲストをSURE工房にお迎えし、じっくりとお話をうかがうことができました。ちょっと緊張気味の幕開け。そして、素朴でぶしつけな質問の連続にも根気よく答えてくださるうちに、ゲストの方の語り口もじょじょに打ちとけて……。ゲストもさることながら、ほかの参加者も、塩沢由典さん(1、4巻)、海老坂武さん(2、4巻)、加藤典洋さん(2巻)、杉本秀太郎さん(3巻)、山田慶兒さん(3巻)、細川周平さん(3巻)、中尾ハジメさん(2、4、5巻)、ジョセフ・クローニンさん(2、4、5巻)、谷川道雄さん(5巻)など、多彩な顔ぶれです。
これまで以上にのびのびと、スリリングに展開されていくその場の議論に、ゆかりの読者の皆さまもお誘いしたく存じます。
別記のように各巻のご案内を申し上げます。ご検討くださいませ。
2009年9月
編集グループSURE(代表・北沢街子)
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