北沢恒彦
隠された地図
2002年10月刊行
定価2,750円(本体2,500円+税)
四六判、上製、304ページ
装幀・平野甲賀
解説・那須耕介(50枚)
北沢恒彦の著作をめぐる年譜・黒川創(120枚)
発行・クレイン
編集構成・編集グループ〈SURE〉
この書籍はお近くの書店でもお求めいただけます。
ごあいさつ
去る1999年に65歳の生涯をみずから閉じた北沢恒彦による単行本未収録の遺稿を没後三周年にあたって、このたび『隠された地図』として刊行いたします。
10年余りの歳月をかけた著者生涯の到達点とも言うべき長編評論「書評・丸山真男『反動の概念』」(『思想の科学』1990年連載)を中心に、晩年の会心作「ミシュレの日記から」(『京都精華大学紀要』1997年)、さらに、朝鮮戦争下の青春時代をみずから語った「セブンティーンの『武装』」(『思想の科学』1990年)を配します。
また、那須耕介の「解説」(50枚)、著者長男の黒川創による詳細な「年譜」(120枚)を、巻末に加えます。装幀は、平野甲賀が担います。
わたくしども〈SURE〉一同、この本を少しでも広くお届けすることできればと考えております。
2002年 晩夏
編集グループ〈SURE〉一同(代表・北沢街子)
本書の目次
- ミシュレの日記から
- 書評・丸山真男「反動の概念」
- 骨格のデッサン、あるいはハンガリー動乱の思想史的序説
- 一隅を照らす──方法への遡行
- 忠臣蔵の双対性構造──「抵抗」の次元と形象1
- "三分の愚かさ"をめぐって──「抵抗」の次元と形象2
- 経験領域・歴史的進行形との接線──テキストの未来
- セブンティーンの「武装」
- 解説 地図を垂直につらぬくもの 那須耕介
- 巻末 北沢恒彦の著作をめぐる年譜 黒川創
PayPalなどのクレジット決済ご利用の方は
郵便払込によるお申し込み方法
郵便局備付の郵便払込用紙に、ご住所、お名前、電話番号、書名、冊数をご記入の上、〔00910-1-93863 編集グループSURE〕あてに、送料300円を加えてお払込みください。わたくしどもより責任をもって、郵送にてお届けいたします。
※送料は一回のご注文につき、書籍、雑貨を問わず何点でも300円です(日本国内、同一の宛先に)。
詳しくは、SUREの本 購入方法をご覧ください。