SUREの連続イベント2019秋〜冬のご案内 終了しました!
2019年10月07日 更新
第1回 10月23日(水曜)
「鶴見俊輔さんの仕事」とは、何だったか?
満席になりました! 黒川創(作家)・文弘樹(図書出版クレイン、元「思想の科学」編集者)『鶴見俊輔さんの仕事』シリーズ(全5巻)の企画、司会役をつとめた黒川創。元「思想の科学」編集者として、鶴見さんとともに雑誌編集を重ねた経験をもつ文弘樹さんを迎えて、各巻の魅力的なポイントを噛みくだいてお伝えします。
第2回 10月30日(水曜)
今の日本の経済と社会──ジェイン・ジェイコブズから考える
塩沢由典(経済学者)街を舞台に大胆な行動で、社会改良に向かう諸問題を提起しつづけたジェイン・ジェイコブズ。彼女の思索と展開をめぐって、充実の連続講義『経済に「国」はいらない──ジェイン・ジェイコブズを読む』を刊行した塩沢由典さん。今回は、いま注目が集まるMMT(現代貨幣理論)を踏まえて、ジェイコブズの経済思想をさらにわかりやすくレクチャーしていただきます。進行役は本書担当編集者をつとめた瀧口夕美です。
第3回11月8日(金曜)
海外神社跡地を撮り、歩く
稲宮康人(写真家)戦前の日本は「大東亜共栄圏」と称した海外各地に、神社を建設しました。
稲宮康人『「大東亜共栄圏」の輪郭をめぐる旅』(シリーズ いま、どうやって行きて生きていますか?⑤)は、大型カメラを携え、そうした跡地を撮影に歩いた旅の報告です。この旅をついに完結させた稲宮さんに、実際の作品の数を見せていただきながら、長大な旅路の全体像をふりかえっていただきます。
第4回11月20日(水曜)
自分の街で生きるには──上野博正・北沢恒彦とは何者だったか?
木村聖哉(フリーライター)・黒川創(作家)今年は、編集グループ創立者・北沢恒彦の没後20年にあたります。これを記念して、今秋、わたくしどもは、新刊書として、北沢恒彦の盟友・上野博正(産婦人科・精神科医、思想の科学社元社長)の伝記的な聞き書き、余川典子『お産の話──上野博正と新宿「めだか診療所」』も刊行いたします。盟友だった北沢恒彦と上野博正は、それぞれの街、京都と東京で、どんな生涯を通したか? 両者をよく知る木村聖哉さんと、北沢恒彦の長男で『北沢恒彦とは何者だったか?』の聞き手をつとめた黒川創が語りあいます。
第5回11月29日(金曜)
移民社会をどう迎えるか──脱走米兵援助から、現在を見る
吉岡忍(ノンフィクション作家) 聞き手・黒川創牛久(茨城県)や大村(長崎県)にある外国人収容施設で、在留資格切れなどを理由に長期収容される外国人への人道に反する取り扱いが、強まっています。このことは、政策的に外国人労働力を大幅に増やそうとする一方、彼らに移民としての定住は許さず、しかるべき就労期間を終えれば故国に帰らせる、とする、政策上の矛盾と欺瞞のしわ寄せがもたらす現実とも見えます。『脱走の話』で鶴見俊輔さんとベ平連時代の脱走米兵援助を語りあった吉岡さんに、これからの「移民社会」に向けての展望や気がまえをうかがいます。
第6回12月4日(水曜)
中川五郎ライブ!〜ジョーン・バエズのことなど話しながら
唄と話 中川五郎(フォークシンガー) 聞き手・黒川創自伝的な聞き書き『ディランと出会い、歌いはじめる』が好評を博している中川五郎さん。今回のライブでは、75歳を迎え、新しい音楽性の展開の絶頂で「引退」を表明したジョーン・バエズの尽きせぬ魅力についても、お話しいただきます。
各回 開場6時30分 開演7時 場所・古書ほうろう(東京大学池之端門前)
入場料・各回1500円・要予約 各回30名限定
ご予約は編集グループSUREに電話(075-761-2391)またはメール(info★ groupsure.net ★を@マークに)で、お申込みください。 SUREの連続イベント2019秋〜冬開催のごあいさつ
私ども編集グループSUREは、この2019年秋から冬にかけて、久しぶりに東京でイベントを開くことにいたしました。全6回連続の催しです。
いずれもSUREが刊行してきた書籍にスポットを当てるテーマ設定で、それぞれの著者たちをお招きします。レクチャーやライブに接した上で、これらの本を手にとっていただくと、かならずや新しい発見も生じることと思います。
ごく小さな会場で、限られた人数での催しです。おいでいただく折には、必ず予約をお願いします。会場にて、お待ちいたします。
2019年 神無月 編集グループSURE(代表・北沢街子)