編集グループ〈SURE〉

松田哲夫 室謙二 黒川創
鶴見俊輔さんの仕事 ③
編集とはどういう行為か?

商品写真
どうして、雑誌「思想の科学」を
50年も続けたの?
本を作ることの楽しさとは?
いつも編集会議で笑っていた人の謎

2017年5月上旬刊行

定価1,650円(本体1,500円+税)

四六判変型・並製、128ページ
発行・発売 編集グループSURE

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刊行のごあいさつ

哲学者・鶴見俊輔さん(1922-2015)は、長い生涯を通して、広大な領域の仕事に取り組みました。

そこには著作や共同研究の記録として残ったものもありますが、雑誌「思想の科学」をはじめとする編集者としての活動や、反戦・平和に向けた非暴力直接行動の取り組みなど、いまでは目に見えにくいものも、たくさんあります

私たちは、これら記録になりにくい領域で鶴見さんと行動を共にされた当事者の方がたの証言を残していただくことが、今後、鶴見さんのお仕事の全貌をとらえる上で、重要になると考えています。

シリーズ〈鶴見俊輔さんの仕事〉、第3巻のテーマは、「編集とはどういう行為か?」。鶴見さんが若いころから取り組みつづけた雑誌「編集」や、シリーズ企画のプラン「立案」をめぐって、その全体像を明らかにしていきます。

敗戦直後の1946年にみずから創刊し、半世紀にわたって刊行した雑誌「思想の科学」をはじめ、鶴見さんは、実に多くの書籍や雑誌の編者、編集者としての活動に情熱を傾けました。しかも、編集会議の席などでは、しばしば、とても愉快そうな笑い声を爆発させて、周囲を驚かせました。あれは、いったい何だったのか? ともあれ、こうした「編集」という共同の行為は、多元主義に立つ思想家として、鶴見さんの創造の場でもあったと言えそうです。

本書では、1960年代末から爆発的な話題を呼んだシリーズ〈現代漫画〉や、〈ちくま哲学の森〉など、さまざまな書籍編集の現場を鶴見さんと共にしてこられた筑摩書房顧問の松田哲夫さん。60年代末から80年代にかけて、雑誌「思想の科学」の編集を鶴見さんたちと行なった室謙二さん。このお二人とともに、司会役の作家・黒川創も加わって、討議を深めていきます。

ほかにも、作家・小沢信男さん、文芸評論家・加藤典洋さん、評論家・津野海太郎さん、エッセイスト・上原隆さんらが、続々と証言。  

鶴見さんにとって、編集とは、いかなる行為だったか? ──その全貌に迫る一冊です。  

2017年 皐月

編集グループSURE(代表・北沢街子)

    

松田哲夫 編集者、筑摩書房顧問。1947年生まれ。

室 謙二  ジャーナリスト、米国カリフォルニア在住。1946年生まれ。

黒川 創  作家、元「思想の科学」編集委員。1961年生まれ。

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