編集グループ〈SURE〉

2016年9月25日(日)
イベント 鶴見俊輔さんの仕事
第2回  兵士の人権を守る活動

2016年08月01日 更新

鶴見俊輔さんの仕事 第2回 兵士の人権を守る活動

ゲスト

高橋幸子さん(「はなかみ通信」発行人、元「自衛官人権ホットライン」代表)

三室勇さん(フリーエディター・ライター、「戦争と人権」世話人)

那須耕介(法哲学者)

司会   黒川創(作家、元「思想の科学」編集委員)

 

 昨年93歳で亡くなった哲学者・鶴見俊輔さんは、長い生涯を通して、膨大な領域のお仕事と取り組みました。

 それらのなかには著作や共同研究といった形で文字になって残ったものもありますが、雑誌「思想の科学」をはじめとする編集者としての活動や、市民運動としての反戦・平和への取り組みなど、目に見える形では残りにくいものも、たくさんあります。

 私たちは、それぞれの領域で鶴見さんと行動を共にされた当事者の方がたに証言を残していただくことが、今後、鶴見さんのお仕事の全貌をとらえる上でも重要になると考えました。

 第2回は、鶴見さんが関わり続けた「自衛官人権ホットライン」の活動をめぐってのお話です。

 1992年の国際平和協力法(PKO協力法)にもとづく自衛隊のカンボジア派遣以来、鶴見さんたちは、京都の地で「自衛官人権ホットライン」を開設して、自衛官やその家族からの相談に応じようとする活動をおよそ20年間にわたって持続しました。この活動は、さらにかたちを変えながら、現在も地元市民のなかで続いています。

 こうした兵士たちの命と人権を守ろうとする行動は、ベトナム戦争当時の日本社会で展開した脱走米兵援助の活動、そして、さらにさかのぼって見るなら、太平洋戦争下、若き鶴見さん自身の軍属としての戦争体験にも根ざすものだったでしょう。

 むろん、これは、鶴見さん一人の個人史に位置づけて終わる課題ではありません。日本国憲法そのものの意義と存在が問われ、海外での自衛隊の本格的な参戦に道が開かれつつある現在──、ここから未来にわたる手がかりとして、これらの活動の軌跡を明らかにする場としたく存じます。

2016年初夏

 編集グループSURE(代表・北沢街子)

 

日時 2016年9月25日(日曜日) 14:00〜17:30ごろ(13:30開場)

場所 徳正寺(地図は下にあります)京都市下京区四条富小路下ル

参加費 2000円(飲み物つき)

要予約 電話・メール・ハガキにて、SUREへお申し込み下さい。

会場の席に限りがあります。かならずご予約下さい。

会場 徳正寺地図

 

ご予約・お問い合わせ 編集グループSURE

〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町47

電話 075-761-2391メールアドレスinfo★groupsure.net(★を@に)

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