編集グループ〈SURE〉


2018年5月下旬刊行
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津野海太郎
『本はどのように変わっていくのか』

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表現、流通、メディアの変容……。本のありかたは、どこへ?
この時代に、私たちは、何を経験しつつあるのだろう?
それでも、本を読まずにはいられない

2019年5月下旬刊行

定価2,640円(本体2,400円+税)

四六判並製、160ページ
発行・発売 編集グループSURE

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津野海太郎『本はどのように変わっていくのか』 刊行のごあいさつ

   津野海太郎さんは、出版社・晶文社の編集責任者を30年以上つとめたベテラン編集者であるとともに、豊かな学識から「本」をめぐる過去・現在・未来を縦横に論じてきた評論家でもあります。  21世紀に入って、人びとの「本離れ」が加速している、と言われています。いえ、これは、私たち本づくりに携わる者にとって、日々、直面している現実です。  暮らし本位に考えれば、「本」にまつわる環境の変化は、これにとどまるものではありません。Amazon.com のようなネット書店の発展は、以前にはない利便とスピード感をもたらしました。電子本や各種電子メディアの普及は、従来の「本」という概念自体を変えつつある、とも言えそうです。  それゆえ、『本はどのように変わっていくのか』というテーマは、多様な興味深い論点をはらみます。  一方には、5千年にわたって続いてきた「本」のありかたに、いま、どんな変動が生じているのか、といった文明史的な観点。また、もう一方には、「雑誌ブーム」から「スマホの時代へ」といった、今世紀に入ってのライフスタイルの変化を背景に、「読書」はどこに向かっていくのか、よりジャーナリスティックな観点からの検討も重要でしょう。  私たちは、そんな考えから、津野海太郎さんに講義をお願いしました。そして、編集・出版、書籍取次、書店という各分野の現場で第一線のプロとして働く方たち(図書出版クレインの文弘樹さん、ツバメ出版流通の川人寧幸さん、恵文社一乗寺店の能邨陽子さん)にも加わっていただき、さらに議論を深めていきます。  本書を通して、明瞭に見えてくるのは、私たちの暮らしのなかでの「本」とのつきあいは、これから未来にかけても、途切れず続いていくだろうということです。では、何が変わるのか? それは、この「本」をお読みくださった上での、お楽しみに!              

2019年 皐月

編集グループSURE(代表・北沢街子)



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